一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPAと米国消費者製品安全委員会 CCA処理材によるヒ素への曝露を削減する方法について情報提供
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.05.26 【情報源】アメリカ/2005.05.11 発表
EPAと米国消費者製品安全委員会は、住宅にあるCCA(クロム,銅及びヒ素化合物系木材防腐剤)処理材に含まれるヒ素への潜在的な曝露を減らす方策として、密閉剤および着色剤を活用することの有効性について、最新の情報を提供する。これによると、少なくとも年に1回、水性または油性の、浸透性の密閉剤または着色剤を用いると、CCA処理材からのヒ素の漏出を削減できるという。
EPAと消費者製品安全委員会は、CCA処理材を用いた既存の設備について、ヒ素への潜在的な曝露を減らす最も効果的な方法を明らかにするために、2年間の予定で調査研究を進めている。今回の情報は、この1年目の調査により得られた結果に基づいている。
CCAは、従来、木製のデッキや公園の遊具に使用される防腐・防虫剤として、一般的に用いられてきた。2003年12月31日以降、一般住居用の木材の処理に当たって、CCAを使用することは停止されている。【EPA】