一般財団法人環境イノベーション情報機構
未承認の遺伝子組換トウモロコシ混入問題で アメリカに対策を要求
【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2005.04.20 【情報源】EU/2005.04.15 発表
EU未承認の遺伝子組換トウモロコシがアメリカからの輸入品に混入していた問題を受けて、EU各国は4月15日、緊急の措置を求める欧州委員会の提案に合意した。遺伝子組換トウモロコシの製造元であるシンジェンタ社は、アメリカからEUに輸出されたトウモロコシの中に、EU未承認の遺伝子組換トウモロコシ「Bt10」が偶発的に混入していたことを3月22日に明らかにしていた。
今回の措置により、アメリカから輸入されるコーングルテン飼料及びビール原料用トウモロコシは、「Bt10」が混入していないことを証明する報告書を添付しなければならない。信頼される研究機関による報告書がある場合にのみ、EU市場で販売することができる。
この緊急措置は、4月中旬にも執行される。また、欧州委員会は、2005年10月に、今回の措置の見直しを行う。【欧州委員会環境総局】【イギリス環境・食糧・地方事業省】
下記アドレス:欧州委員会プレスリリース