カナダ政府　米国・メキシコとの３カ国間環境協力に見解表明

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2001.07.10 【情報源】カナダ／2001.06.29 発表

　カナダ連邦環境省は６月２８・２９日の両日、メキシコ（グアダラハラ）で開催された、「環境協力に関する委員会（Commission for Environmental　Cooperation）」（北米自由貿易協定：NAFTA枠内での環境協力を推進するカナダ・米国・メキシコの３カ国から成る組織。通称CEC）年次会合における政府コミニュケを発表した。
　内容的には４月にカナダ(ケベック・シティ)で開催された「アメリカ大陸サミット（Summit of the Americas）」での議論も反映した内容で、現在実施中の政策を強化するだけでなく、中南米諸国も視野に入れ、水質、有害廃棄物などの分野における追加的な協力策の必要性を説いている。
　具体的には、環境情報の収集・共有、経済・社会成長も同時に達成を目指す市場ベースのアプローチ、地域協力の強化、CECや各種政策への公衆参加などが盛り込まれている。【カナダ連邦環境省】