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環境ニュース[海外]

太陽光発電利用の研究を促進

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2004.12.22 【情報源】ドイツ/2004.12.04 発表

 ドイツ連邦環境省は、太陽光発電の利用を促進するための研究開発を目的とする「太陽光発電技術評価センター(PV-TEC)」を太陽エネルギーシステム・フラウンフォーファー研究所(ISE)内に設置し、1100万ユーロ(14億8500万円)を支援することを発表した。
 太陽光発電設備の製造段階における経費削減や、大量生産に最適な最新の製造ラインなどの開発、設備そのものの効率の改善などの研究開発が任務となり、同省が行う再生可能エネルギー分野のプロジェクトの中では、最大のものとなる。
 連邦政府は、再生可能エネルギーによるエネルギー供給量を、2020年までに総エネルギー需要の20%に、2050年までに50%にすることを目標にしている。目標達成のためには、太陽光発電の分野でも、研究開発や市場開発の枠組みを整えることが必要不可欠である。これに関連し、2004年1月に改正された再生可能エネルギー法では、太陽光発電における買取補償額をさらに高額に設定した。ドイツ国内では、既に、太陽光発電ブームが到来しており、今年は、50%増となる約300メガワットの太陽光発電設備が新たに導入され、工場の拡張や最新化のため、約2億ユーロ(270億円)の投資が行われた。この分野では、既に1万人以上の雇用が生まれている。【ドイツ連邦環境省】

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