renewables 2004のフォローアップ会議は中国で開催

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2004.11.18 【情報源】ドイツ／2004.11.02 発表

　中国を訪れているドイツのトリッティン環境大臣は、今年6月にボンで開催された再生可能エネルギー世界会議「renewables 2004」のフォローアップ会議を、2005年に中国の青島で開催する構想を発表した。会議では、2007年に国連で承認されることを目的とした、世界的に再生可能エネルギーを発展させるためのメカニズムを開発する予定である。
　中国は、再生可能エネルギーの普及に積極的に取り組んでいる国のひとつで、2020年までに、電力需要の12％以上を再生可能エネルギーで供給する目標を打ち出している。その発電量は、12万MWに及び、これは、今日のドイツの発電容量の5倍、中国における原子力発電量の10倍に当たる。特に風力発電の発展に力を入れており、ドイツの風力発電業界は、中国企業と、風力発電機建設のための長期的なライセンス契約を結び、ノウハウを提供し始めている。
　トリッティン環境大臣は、「中国は、持続可能な社会に向かって大きく飛躍しようとしている」とコメントを発表した。【ドイツ連邦環境省】