2003年の野鳥統計を発表

　イギリス政府は、10月21日、野鳥の個体数に関する2003年の統計を発表した。これによると、111種に及ぶ野鳥の数は、1970年代と比較して、2003年は6％増加し、2000年の値とほぼ同水準となっている。
　内訳を見ると、農地系の野鳥については、1970年レベルの6割以下に留まっている。しかし、減少幅は縮小しており、1993年からは横ばいの状態である。
　一方で、森林系の野鳥については、1970年レベルの8割程度になっており、80年代・90年代初頭に激減した後、大きな変化はない。
　なお、野鳥指標は、15ある「持続可能な開発指標」の主要指数の一つである。【イギリス環境・食糧・地方事業省】