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環境ニュース[海外]

バイエルン州議会、容器包装廃棄物令改正案を支持

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2001.05.22 【情報源】ドイツ/2001.05.10 発表

 バイエルン州議会は、5月10日、党派の垣根を超えた議決により、同州政府に対して、過日、閣議決定された容器包装廃棄物令改正案に関する連邦参議院における投票で、同政令案に賛成することを義務付けた。
 連邦環境大臣トリッティン氏は、これを歓迎した。同州において営業している中小醸造業者の圧倒的多数は、環境にやさしいリターナブル瓶を使用しており、こうしたリターナブルシステムの保護は、政令改正の最重要目的となっている。
 トリッティン氏は、全ての州に対して、改正案を拒否しないよう呼びかけ、次のように語った。
 中小の飲料製造者は、環境にやさしい包装を法的に保護するという政策を信用して、リターナブルシステムに投資している。そしてまた、ビールの場合、大資本による中小資本製品の駆逐は、缶製品によって行われていることも明白である。そのため、ビール業界によれば、中小企業において1万の雇用が危機に瀕しているという。我々は、中小の製造者の要求を十分考慮に入れているし、また、デポジットの導入は、リターナブルシステムを促進するのである。
 連邦政府は、飲料製造業者や流通業者とこの2年間議論を重ねてきたが、産業界・流通業界の最上級の業界団体は、コンセンサスを拒否した。当該産業部門の主として大企業によって提案された自主規制案は、いっそうワンウェイ容器への逃避を進めるものであり、実効的規律に代わる適当な選択肢とはいえない。【ドイツ連邦環境省】

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