一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 資源保全チャレンジ 初の年次報告書を公表
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2004.03.08 【情報源】アメリカ/2004.02.18 発表
自然資源とエネルギーの保全のための革新的かつ柔軟な手法を見出し、活用する、省庁間のイニシアティブ「資源保全チャレンジ(RCC)」に関する初めての年次報告書が公表された。EPAの報告書「資源保全チャレンジ:進展の1年」では、連邦・州及び事業者が、如何にして廃棄物の削減やリサイクルについて、大きな成果を挙げたかが示されている。資源保全チャレンジは、2002年に始まり、建設廃棄物、産業廃棄物、紙、タイヤ、電子機器、特定の化学物質の削減、環境配慮型建物、病院、学校という9つのテーマに重点を置く。この取組みは、(1)汚染の未然防止、および資源のリサイクル・リユースの促進、(2)有害化学物質の使用の削減、(3)エネルギーおよび資源の保全 という3点を目的としている。これらの目的を、省エネ、温室効果ガスの削減、雇用の創出および経済の拡大に関する
パートナーシップやプログラムにより達成しようとするものである。
今回の報告書では、以下のような事業が取り上げられている。
●「プラグイン・トゥー・eサイクリング」により2003年に2640万ポンド(約1万2000トン)のパソコンその他の電子機器がリサイクルされた
●「タイヤ・パートナーシップ」が、今後4年間に、新規に発生する廃タイヤの85%を削減・リサイクル・リカバリーする。また、現在ストックされているタイヤの数を55%削減する。
●「ウェイスト・ワイズ」の参加団体が、2002年に、温室効果ガス240万トンの削減に相当する廃棄物の削減を達成した【EPA】