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環境ニュース[海外]

気候変動枠組み条約第9回締約国会議 閉幕

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.01.07 【情報源】国連/2003.12.12 発表

 気候変動枠組み条約第9回締約国会議(COP9)は、12月12日、20件以上の決議を採択して閉幕した。イタリアのミラノで開催されていた同会議には、188カ国から5000人以上が参加した。
 COP9では、クリーン開発メカニズム(CDM)における森林吸収源の扱い、途上国支援などが懸案となっていた。森林吸収源については、火災などで森林が消失する可能性も踏まえ、期限付きのクレジットが導入され、また、森林が継続して存在しているか5年ごとにチェックすることとされた。
途上国支援については、各種基金の運営指針について検討され、途上国気候変動報告書(温室効果ガスの排出、対策、気候変動の影響などに関する情報を盛り込む)を策定すれば、基金を活用できることとなった。
 会議の参加者からは、京都議定書は最初の重要な一歩である点が強調され、早期発効を求める声が上がった。欧州委員会のロマノ・プロディ委員長は、京都議定書への強い支持を表明し、EUが議定書を完全に実施することを強調した。オランダのVan Geel国務大臣も、京都議定書が早急に発効することが不可欠だとしている。【国連気候変動枠組み条約事務局、欧州委員会環境総局、オランダ住居・国土計画・環境省】

(国連気候変動枠組み条約事務局プレスリリース PDF形式)

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