一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 溶剤清掃布の処分・再利用に関する規則案を公表
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.12.26 【情報源】アメリカ/2003.12.11 発表
EPAは11月20日、布製・紙製の産業用清掃布に関する規則案を連邦官報に公表し、パブリック・コメントを募集した。産業用清掃布は、設備の清掃に用いられ、有害な溶剤で汚染される。本規則案は、適切な基準を置き、溶剤の回収と再利用を促進することで、ヒトの健康および環境を保護することをねらいとしている。EPAは、数年間にわたって、利害関係者等との議論を行い、リスク分析およびリスクアセスメントを行った後、連邦規則を制定することを決定した。規則案では、使用後に廃棄される清掃布について、ベンゼンなど特定の溶剤を含む場合、一般廃棄物最終処分場に埋立処分することを禁止するほか、埋立処分されるか焼却されるかに応じて、溶剤の残存量、貯蔵・管理に関する条件など定める。また、使用後に洗浄され、再利用される清掃布についても類似の条件を置く。EPAは、この規則がなければ、340万ガロン(約1300万リットル)の溶剤が大気中に蒸発すると推定している。【EPA】