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環境ニュース[海外]

遺伝子組換作物農場試験での鳥類・哺乳類調査の可能性について 研究成果を公表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2003.12.04 【情報源】イギリス/2003.11.18 発表

 イギリス環境・食糧・地方事業省は、遺伝子組換(GM)作物農場規模試験に、鳥類哺乳類への影響に関する調査を組み入れる可能性について、研究成果をウェブサイトで発表した。この研究は同省の補助で実施されたもので、報告書のタイトルは「除草剤耐性を有するGM作物が鳥類哺乳類に与える影響を評価する農場規模試験の潜在的価値」。
 GM作物の農場規模試験では、鳥類哺乳類に関する測定は行われなかったが、今回の研究では、こうした測定が可能か、測定を行う意味があるか調べた。報告者は、夏と冬に訪れる鳥が利用した作物のタイプを調査する、様々な研究方法をテストした。報告によれば、徹底的な調査方法を使えば、夏・冬ともに、GM作物と従来の作物との間で、利用の違いが明らかになる可能性があるという。しかし、サンプルが少なく、今回の発表は、今後の研究を進めるための基本ラインとしては有効だが、農場規模試験で鳥類哺乳類の調査を行う決定打になるとまでは言えないとしている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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