一般財団法人環境イノベーション情報機構
第7回アメリカ・リサイクル・デーが開催される
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.12.03 【情報源】アメリカ/2003.11.14 発表
第7回の「アメリカ・リサイクル・デー」が11月14日に開催された。今回は、42の州とプエルト・リコおよび北マリアナ諸島が参加し、全米各地で800近くのイベントが開催される。またワシントンD.C.にあるカーター・バロン野外劇場では、14日・15日の2日間、電子機器のリサイクル回収が行われ、市民はコンピューターやモニタ、プリンタ、ファックスのほか、テレビ、ステレオ、ビデオ、携帯電話、充電式電池などを置いていくことができる。リサイクルのなかで重要性が高まっているものの一つが電子機器であり、現在、毎年320万トンの電子機器廃棄物が埋立処分されている。携帯電話は、2005年までには年間で1億3000万台(6万5000トン)が廃棄される。電子機器の普及により、かなりの廃棄物を削減・リサイクルするチャンスが生まれるが、2001年には、国内で使用済となったパソコンのうち、11%しかリサイクルされていない。リサイクル率を高めるため、連邦政府とワシントンD.C.、民間企業およびNPOとのパートナーシップである「アメリカ・リサイクル・デー」が開催され、電子機器のリサイクルと回収の重要性につき啓発を行っている。
このほか、全国で約20万人の市民が、この日のイベントで廃棄物の削減に取り組んでいくと見込まれている。【EPA】