一般財団法人環境イノベーション情報機構
農薬関係のゴミの収集・処理に向け、事業者との協定に調印
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2003.10.22 【情報源】フランス/2003.10.01 発表
フランスのバシュロナルカン エコロジー・持続可能な開発大臣と、ADIVALOR(農業廃棄物の有効利用を目指す農業流通事業者協会)のボードラン会長は、農薬製品に由来するゴミを収集・処理する事業者の取組みを推奨し、継続する協定に調印した。この協定の下、農業者が農薬の容器などを流通事業者の管理する回収ポイントへ持ち込むと、無料で引き取ってもらえる。回収ポイントは約3000ヵ所。ゴミの収集と処理にかかる経費は、製造事業者の協力により、市場に流通する農薬製品1kgごとにADIVALORが徴収する料金で賄われる。2002年の料金は、1kg当たり4サンチーム(約5円)、総額で420万ユーロ(約5億円)に上った。
事業者の自主的な取組みにより、農薬容器や未使用の農薬は全国で回収されている。2002年には、10000トンの容器のうち1300トンが、また、8000トンの農薬製品のうち1000トンが回収され、有効利用された。2006年には、容器の50%以上を回収することを目指している。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】