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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、2025年の世界のエネルギー投資は過去最高の3兆3,000億ドルと予測

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.06.24 【情報源】国際機関/2025.06.05 発表

国際エネルギー機関(IEA)は、報告書「世界エネルギー投資2025年版」を公表した。
これによると、地政学的緊張の高まりや経済の不確実性があるなかも、2025年の世界のエネルギー投資は過去最高の3兆3,000億ドルに達する見通しである。
クリーン技術関連投資(注1)も過去最高の2兆2,000億ドルと、化石燃料投資の2倍になる見通しだという。

IEAは公表に際し主に以下の点を説明している。

・世界のクリーンエネルギー投資に占める中国の比率は過去10年間で4分の1から約3分の1に拡大
・電力関連投資が化石燃料投資を50%上回る見通し(過去10年間で投資額の優位性が逆転)
・低排出発電への投資は過去5年間でほぼ倍増(太陽光発電が牽引(注2))
・原子力発電への投資は過去5年間で50%増
・送電網への投資が発電や電化の投資水準に追いつかず電力安全保障上のリスク材料に
・石油産業の上流部門への投資は2020年のコロナ禍以降で初めて前年比で減少見込み
液化天然ガスLNG)関連施設への投資は堅調な増加傾向
・投資地域に偏り(主にアフリカで資金不足)

(注1)再生可能エネルギーや原子力、送電網、蓄電、低排出燃料、エネルギー効率化、電化などが対象。
(注2)2025年の太陽光発電に対する投資額は4,500億ドル(単一技術に対する投資額としては最多)に達する見込み。

国際エネルギー機関

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