一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国環境部、使用済み電池産業の振興のための計画を発表
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2024.07.29 【情報源】韓国/2024.07.10 発表
韓国は、使用済み電池産業の振興とサプライチェーンの整備・管理のための総合計画を発表した。使用済み電池の利用促進を図る2023年12月の「二次電池産業競争力強化計画」に続く。
2024年内に統括法を策定し、次の内容を実施する。
・2027年までに「電池ライフサイクル管理システム」を構築し、製造・利用・廃棄・リサイクルに至る情報を公開する。
・2025年までに「リサイクル済み素材認証システム」により、製品中リサイクル素材の使用率を評価する。EUのリサイクル電池素材使用の義務化など国際的な通商規則に対応し、輸出産業の認証負担を軽減する。
・2027年までに「取外し前性能評価」により、電気自動車から使用済み電池を取外す前に電池の質を分類する。
・「公正取引ガイドライン」と登録制度を定め、不公正取引を防止し業界の専門性と責任を確保する。
また、消費者の火災事故懸念を軽減するため、使用済み電池の流通前と後の安全性検査を含む安全管理のための法的枠組を制定する。省庁間の調整委員会を設置し、運用詳細は個別法を改正する。
【韓国環境部】