一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU理事会と欧州議会、包装と包装材廃棄物に関する規則案に暫定合意
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2024.03.21 【情報源】EU/2024.03.04 発表
EU理事会と欧州議会は、廃棄物を減らし循環経済を達成するための包装と包装材廃棄物に関する規則案について暫定的に合意した。・持続可能性要件と目標の大部分は欧州委員会案を維持し、新たにPFASを含む食品接触材の制限を導入するなど成分要件を強化した。プラスチック包装材中の再資源化成分の最低含有基準の2030年と2040年目標は、一部を除き維持した。
・過剰包装防止のため、包装材の重量・体積の最小限化を事業者の義務とし、まとめ包装・輸送・ネット販売での空スペースを50%以下とする。
・リユースは、段ボール以外の事業内容別に2030年目標を義務、2040年目標を努力目標とする。テイクアウト事業者は、客持参容器への対応が義務、2030年目途のリユース可能容器の使用率10%が努力目標となった。
・加盟国は、2029年目途に使い捨て飲料用ボトル・缶の分別回収率年90%以上達成とそのためのデポジット返却システムの策定が義務となった。
・外食産業の香辛料・ソースなどやホテルの化粧品やシャンプーなどの小容量の使い捨てプラスチック包装、ばら売り用の極軽量袋などは禁止する。
【EU理事会】