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環境ニュース[海外]

アメリカ・メキシコ国境における新たな環境保護プログラムを公表

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.04.14 【情報源】アメリカ/2003.04.04 発表

 アメリカとメキシコは、国境周辺地域における公衆の健康及び環境を保護するため、10年間の協力計画「ボーダー2012(Border 2012)」を策定し、4月4日に調印した。両国国境は、2000マイルに及び、合わせて約1200万人が住んでいる。新しい計画では、大気・水および土壌の汚染を削減し、殺虫剤等の化学物質への暴露によるリスクを低減することに重点が置かれている。
 メキシコ環境・天然資源省(SEMARNAT)のVictor Lichtinger長官とEPAのホイットマン長官は、2年前に「国境21プログラム(Border XXI program)」が成功裡に終了した後、新たな国境計画の策定を求めていた。
 新たなプログラムでは、メキシコのバハ・カリフォルニア・ノルテ州、ソノーレ州や、アメリカのカリフォルニア州、アリゾナ州など、国境地帯の10州が対象となっている。
 新たなプログラムの主要な要素は、次のとおりである。
・ 国境沿いにある両国の10州などを、プログラムの策定・実施のパートナーとして参加させること
・ 地域レベル・地方レベルでの計画の策定および優先順位の設定を促進するため、地域のワークグループに焦点を当てた、新たな組織構造
・ 評価可能な成果に基づいた、環境・公衆の健康に関する目標、目的を重視すること
 両国による国境周辺地域の環境保護に向けた協力的は、1983年の「ラパス協定(La Paz agreement)」から始まったが、今回の計画により、新たな段階を迎えることとなった。【EPA】

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