一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国環境部、循環経済を可能にする新技術の実用化促進のため「規制のサンドボックス制度」を実施
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2024.01.18 【情報源】韓国/2024.01.01 発表
韓国環境部(ME)は、2024年1月1日から所轄の廃棄物処理分野で「規制のサンドボックス制度」(新技術等実証制度)を実施すると発表した。同制度は、有害性評価等の手続きに時間を要し適時の実用化が困難な新技術を規制解除の条件下で限定的に実用化して効果を実証し、開発・実用化を支援する。
対象は、廃棄物の減量・リサイクル・リユース・再資源化の向上や廃棄資源の循環ネットワーク構築を目指すプロジェクトで、実施期間は最大4年まで(当初2年で延長1回)、総額1億4,000万ウォン(約1,400万円)を支出する。
同制度は「循環資源指定・告知制度」と連動し、対象廃棄物は低有害性又は経済上重要な循環資源として指定・告知され廃棄物規制の対象から除外される。
製紙工場焼却施設からの飛灰利用の段ボール製造や半導体ウエハーの洗浄水汚泥の製鉄原料化などが考えられる。
サンドボックス制度は、産業融合による新製品やサービス(産業通商資源部)、情報通信融合(科学技術情報通信部)、移動の革新(国土交通部)など5省庁7分野ですでに実施されている。
【韓国環境部】