一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 「原材料リサイクルに関する対話プラットフォーム」の最終報告書が完成
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2023.11.02 【情報源】ドイツ/2023.10.19 発表
ドイツ連邦経済気候保護省(BMWK)のケルナー政務次官は、「原材料リサイクルに関する対話プラットフォーム」の最終報告書を受領した。これは、企業、学術、行政、市民社会の代表者380人が2年間にわたり32の作業部会で実施した多様な利害関係者間の対話の成果であり、金属と工業鉱物の原材料のリサイクルを進めるため、8つのマテリアルフローに特化したプロファイル毎に94の対策をまとめている。ケルナー政務次官は、「リサイクルは循環型経済の中心的な要素であり、原材料の持続可能な供給と利用にとって重要である。この分野をさらに改善するためには明確な政治的指針が必要であり、デジタル化の機会を活用して既存の障害を一貫して取り除いていかなければならない。報告書はリサイクルの障壁を克服するための具体的な行動指針を示したものであり、これから、企業、学術、市民社会、行政が一体となり、原材料のリサイクルを通じて経済的な安定と気候変動対策の両立を目指していく」と述べた。
【ドイツ連邦経済気候保護省】