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環境ニュース[海外]

欧州委員会、Baia Mare事故作業委員会報告を歓迎

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】EU/2000.12.15 発表

 2000年1月、ルーマニアのBaia Mare金鉱でシアン化合物がドナウ・チサ川に流入するという事故が発生したが、このほど、この事故を調査した国際作業委員会が報告書を完成させた。
 環境委員マーゴット・ヴァルシュトローム女史は、この報告書を歓迎した上で、環境への災害を防ぐ第一の責任は施設を運営する産業界にあるとして、汚染者負担原則に基づいた環境損害に関する厳格責任システムを2001年に提案する予定であると語った。具体的には、環境事故等に関するセベソII指令(96/82/EC)の改正、統合的な汚染防止を目指すIPPC指令(96/61/EC)の技術関連文書の策定などが予定されている。
 なお、EUでは、この事故を受けてEUの環境規制及び鉱業活動を徹底して見直し、2000年10月30日には「鉱業活動における安全操業に関するコミュニケーションペーパー(Communication on safe operation of mining sctivities)」として今後の事業プログラムを提示している。【欧州委員会環境総局】

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