一般財団法人環境イノベーション情報機構
廃棄物処理許可に関するガイダンス 改善に向け意見募集を開始
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2003.03.25 【情報源】イギリス/2003.03.14 発表
イギリス環境・食糧・地方事業省とウェールズ議会は、廃棄物マネジメントの許可に関するガイダンスの改正について、3月14日から意見の募集を開始した。この許可制度は、1990年環境保護法第2部に基づいている。もとはイングランドとウェールズの83の廃棄物規制当局が許可を行っていたが、1994年以降、廃棄物マネジメント文書No.4により、許可権限が環境庁に移管されている。
今回の改正は、許可手続きを一層効率的かつ効果的にするもの。政府の「よい規制」原則に基づき、透明性、説明責任、比例原則、一貫性などが確保されるようにする。また、旧来の方法では、廃棄物再生・処理事業やその監視に関するEUの増大する要求に、必ずしも対応しきれていないという認識が高まっていた。このため、新たな許可システムでは、異なる廃棄物マネジメント事業による様々なリスクに見合った規制を導入するよう提案する。
ガイダンスは、環境庁にとっての全体的な目的及び目標のほか、許可の際の特定の要求事項、監視や執行についても規定する。目的・目標の達成方法、技術的な考慮及び許認可基準については、同庁が柔軟に対応できるようになっている。意見の提出は6月6日まで。【イギリス環境・食糧・地方事業省】