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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、多くのリサイクル材の市場が良好に機能していないと報告

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2023.02.09 【情報源】EU/2023.01.26 発表

欧州環境庁(EEA)は、欧州のリサイクル材市場が機能しているかどうかを材料毎に分析した報告書を公表した。
分析対象は、1)アルミニウム、2)紙、3)ガラス、4)木材、5)プラスチック、6)バイオ廃棄物、7)建設・解体廃棄物、8)繊維。
市場機能の良好性は、以下の基準で判断した。
・新品の材料を含む市場全体におけるシェア
・価格が需要と供給の相互作用を反映しているか
・取引が国際的又は広範囲か
・十分な経済的誘因があるか
リサイクルを可能にする工業力があるか
・市場情報の利用可能性
リサイクル材が標準化されているか
その結果、市場が良好に機能していると判断されたのは、アルミニウム、紙、ガラスの3種類に限られた。残り5種類は、上記基準に加え、木材の場合はエネルギー利用の需要と競合しているなど、物質特有の課題もみられた。
報告書は課題を克服する策として、リサイクルしやすい製品設計へのインセンティブ、リサイクル目標の強化、新製品のリサイクル材含有率の向上、リサイクル材の技術基準の確立、新品の材料との価格競争を公平にする税制の活用等をあげた。
【欧州環境庁】

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