一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界資源研究所、ケニアの繊維廃棄物削減の取組が2021年の最も革新的な官民パートナーシップに選出されたと報告
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2021.11.29 【情報源】研究機関/2021.11.10 発表
世界資源研究所(WRI)によれば、官民パートナーシップを通じて持続可能な成長をめざすイニシアティブである「グリーン成長とグローバルゴールズ2030のためのパートナーシップ(P4G)」が、繊維廃棄物のリサイクルによる雇用の創出と温室効果ガス排出削減を実現したケニアの事例を2021年の最も革新的なパートナーシップとして表彰した。このパートナーシップは非営利団体とケニア輸出加工区庁の連携によるもので、繊維廃棄物を、未使用の材料と同等の品質の衣料品用繊維に再資源化し、国内の製造業の活性化と気候目標の達成を支援した。この技術は、一般的な方法と比較して水使用量で99%、エネルギー使用量で90%、温室効果ガス排出量で40〜90%の削減を実現しているという。P4Gは毎年、食料、水、エネルギー、都市、循環型経済の5分野において、目に見える効果を上げ、財政的に持続可能な解決策を表彰しており、各分野の受賞者の中から今年度はケニアのパートナーシップが最優秀に選ばれた。
【世界資源研究所】