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環境ニュース[海外]

北方地域における気候変動対策プロジェクトを発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.04.12 【情報源】カナダ/2001.03.19 発表

 気候変動と、その北極圏の環境、社会及び経済への影響に関する理解の促進に焦点を当てる、北極圏における気候変動サミット(The Climate Change in the Circumpolar North Summit)が、カナダのホワイトホース、ユーコンで、3月19日(〜21日)開催された。
 この場で、グッデール天然資源大臣は、温室効果ガス排出削減、北極圏の気候システムと気候変動の関係についての理解促進などを目的とした、合計47のプロジェクト(総予算180万カナダドル:約1億3千万円)を発表した。
 アンダーソン環境大臣も、北極圏地域に及ぼす気候変動の影響の重要性について触れ、今回のプロジェクトが、連邦政府が取り組む「気候変動行動基金(CCAF)」からの出資であり、具体的には永久凍土層の変化、海洋哺乳類の調査などを通じて、気候変動が与える北極圏地域への潜在的影響の理解を深めるのが目的であると述べた。さらに、同地域に居住する先住民族の伝統的な知恵と現代科学の融合も模索する計画。
 またPEO(公共教育・支援: Public Educantion and Outreach)と呼ばれるプロジェクトでは、「グリーン電気」「気候子供クラブ(Cool Climate Kids)など、小中学校生徒を対象にしたプログラム等も行なわれる。
 今回のサミットは、専門家や関係者とともに、北極圏地域で活用が見込まれる、気候変動に関する技術・製品・サービスの促進、情報交換等をするのが目的。【カナダ連邦天然資源省】

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