一般財団法人環境イノベーション情報機構
地方自治体のリサイクル対策へ7600万ポンド助成
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2002.12.19 【情報源】イギリス/2002.12.04 発表
12月4日、イングランド地方自治体のリサイクル及び廃棄物政策を支援する「国内廃棄物最小化・リサイクル基金(National Waste Minimisation and Recycling Fund)」から7630万ポンド(約147億円)が配分されると、マーガレット・ベケット環境大臣は発表した。応募プロジェクト357件のうち、142件のプロジェクトが独立機関である専門家パネラーの力を借りて、環境・食糧・地方事業省より選出された。イギリスでは、先週発表された首相の戦略本部の廃棄物に関する報告書で、廃棄物埋立処理を削減し、EUの埋立処理指令に適合した政策の必要性が訴えられ、リサイクル政策に力を入れていくべきことが一層明らかとなった。今回の補助金は、2003/04年度の新プロジェクトに当てられるもの。7630万ポンド(約147億円)の補助金は以下のとおり5つのカテゴリーに分けられる。
−パフォーマンス改善部門 52%(約4000万ポンド/約77億円)、
−パートナーシップ部門 26%(約2000万ポンド/約38億円)、
−一般プロジェクト部門 16%(12200万ポンド/約24億円)、
−良好なパフォーマンス、優良事例、革新的な政策 4%(140万ポンド/約2億7000万円)、
−地域コミュニティの取組み 2%(300万ポンド/5億8000万円)。
イングランドの北東部では、3つの地方自治体が路上での回収リサイクルプロジェクトを始めるために連携を図るなど、様々な地方自治体のプロジェクトがある。ベケット環境大臣は、これからもこういった地方自治体のプロジェクトが増えるよう期待し、廃棄物の埋立処理を減らし、りサイクルの促進を目指していきたいと述べた。【イギリス環境・食糧・地方事業省】