一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連環境計画、新型コロナウイルス感染症流行に際し廃棄物の適正処理強化を呼びかけ
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2020.04.13 【情報源】国連/2020.03.24 発表
国連環境計画(UNEP)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)が拡大する状況を考慮し、各国政府に対し、次のように医療系、家庭系その他の有害廃棄物の適正処理の強化を強く要請した。アウトブレーク(爆発的な感染拡大)の間、汚染されたマスク、手袋その他防護用品等大量かつ多種類の医療系有害廃棄物が生じる。これら廃棄物の不適正な処理は、健康と環境に予見できない連鎖影響をもたらす可能性があり、廃棄物の適正で安全な処理と最終処分はCOVID-19緊急対応において重要である。廃棄物の適正な特定、収集、分別、貯蔵、輸送、処理、最終処分とともに、消毒、専門従事者の訓練と防護等も重要である。家庭系廃棄物に医療系廃棄物が混入するおそれもある。家庭系廃棄物と医療系廃棄物の流れは分離されなければならない。
バーゼル条約のバイオメディカル・医療系廃棄物の適正処理に関するガイドライン及びファクトシート、アジア太平洋地域センターのウェブサイト、家庭系廃棄物の適正処理に関するガイダンス案を参照し情報を得てほしい。【国連環境計画】