一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス環境エネルギー管理庁、製品の寿命延長をテーマに廃棄物削減週間を実施
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2019.11.29 【情報源】フランス/2019.11.12 発表
フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、2019年11月16〜24日に欧州規模で実施される欧州廃棄物削減週間(EWWR)に合わせ、そのフランス国内版キャンペーン(SERD)を推進している。フランスではこの40年で廃棄物の量が倍増、現在、国民一人当たり年間568 kgもの廃棄物が発生しており、責任ある消費と廃棄物削減が求められている。2019年SERDのテーマはモノの使用期間の延長で、主要活動分野には、1)食品ロス防止、2)再利用・修理、3)堆肥化、4)エコデザイン、過剰包装と使い捨て製品の抑制、5)危険廃棄物の発生抑制、がある。すでに自治体や企業、学校、病院、個人などが7000件以上の活動を登録した。たとえば、パリのあるイル・ド・フランス地域圏では、圏内の水関連機関連合が「持続可能な開発のためのフランス学生連合(REFEDD)」やパリ市とともに大学キャンパスに給水設備を設置してプラスチック製飲料水ボトルの販売を禁止するプロジェクトを実施する。またフランス国有鉄道(SNFC)は一部列車の食堂利用者にマイカップの持参を呼びかけ、カップ持参者には飲食料金を値引きするという。【フランス環境エネルギー管理庁】