一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 使用可能な製品の破棄への対応策について関連業界と意見交換を開催
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2019.10.18 【情報源】ドイツ/2019.09.25 発表
ドイツ連邦環境省は、ファッション業界、電子機器業界、オンライン小売業界、環境団体などを招き、使用可能な製品の破棄への対応策について意見交換を行った。ドイツ連邦環境省は、企業に対し、安全、または健康上の理由で必要な場合のみ余剰品および返却品の破棄を認めるとするよう、循環経済法において製品の保管義務の導入を目指している。軽度に破損した製品については、例えば、割引価格での販売や寄付を可能とする。多くの企業では、これは既に導入している対応であるが、 実際にどれくらいの製品が破棄されているのか、また小売業者が返品や余剰品にどのように対応しているのかについては、不透明な状況にある。今回の意見交換では、多くの企業が製品の破棄に対して寄付行為への税制上の不利を指摘した。意見交換は、今後、数か月間継続され、製品の破棄を有利にする問題、並びに適切な透明性の確保、そして今後、製品の破棄を削減する方法について議論される。【ドイツ連邦環境省】