一般財団法人環境イノベーション情報機構
EUのSCALIBURプロジェクト、生物系廃棄物の回収・製品化をギリシャのコザニで立ち上げ
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2019.08.26 【情報源】国際機関/2019.08.06 発表
生物系廃棄物を有価物へ転換して再利用を目指すSCALIBURプロジェクトは、ギリシャのコザニ市で循環型バリューチェーン構築に向けての活動を開始した。EUでは現在、年間1億トン以上の生物系廃棄物が排出され、そのうち75%が埋め立てや焼却で処分されている。この状況改善に向けて、コザニ(ギリシャ)、アルバーノ・ラツィアーレ(イタリア)、マドリード(スペイン)の3都市にてSCALIBURプロジェクトを実施する。SCALIBURはEUのホライズン2020助成プロジェクトで、生物系廃棄物の回収、輸送、分別、処理についての研究や調査を行う専門家が3都市をサポートする。まずはコザニ市にて、持続可能な消費生産センター(CSCP)などの協力のもと、生物系廃棄物の循環型バリューチェーンを構築し、生物系廃棄物の回収およびバイオプラスチック等への製品化に取り組む。総合的に同市の廃棄物管理体制を変革することで、新たな成長と雇用の機会を創出し、ギリシャにおける循環経済のパイオニア都市を目指す。【持続可能な消費生産センター】