一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

EPA エネルギー・スターなど自主的な気候変動プログラムの成果を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.12.02 【情報源】アメリカ/2002.11.21 発表

 EPAは11月21日、エネルギー・スターその他の自主的な気候変動プログラムに関する2001年の年次報告書を公表した。報告書「世界を変えるパートナーシップ:エネルギー・スターその他の自主的プログラム(Partnerships Changing the World: ENERGY STAR and Other Voluntary Programs)」は、こうしたプログラムによる環境面及び経済面での成果と、2002年以降の計画の概要について記したものである。
 エネルギー・スターなど一連の自主的な気候変動プログラムにより、炭素換算で3800万トンの温室効果ガス排出が削減された。これは2500万台の自動車を排除したのと同等の量となる。昨年だけで800億キロワット時を超える電力が節約されたが、これは1000万を超える世帯で消費される電力量に相当する。さらにこれらのプログラムによって、14万トン近くのNOxの排出が抑制された。
 この他主要な成果としては、次のものがある。
・ 「全国エネルギー計画」(National Energy Plan)」のエネルギー・パフォーマンス評価システムに食料品店および病院の評価が追加され、また、よりクリーンなエネルギー供給技術を促進する2つの新たなプログラム(グリーン電力パートナーシップ(Green Power Partnership)、熱・電力一体化パートナーシップ(Combined Heat and Power Partnership))が設けられた。
・ 今日まで、7億5000万を超える、エネルギー・スター・ラベルの製品が購入された。
・ 1600を超える建設事業者が、エネルギー・スター・ラベの住宅を5万7000件以上建設し、これにより住居所有者は、年間1500万ドル以上(18億円)を節約した。
・ EPAのエネルギー・パフォーマンス評価システムは、1万を超える建物の評価に用いられた。
 2002年以降のプログラムの計画には、エネルギー・スターへの新たな製品・サービスの追加、一般市民による理解の増進、教育・啓蒙活動の継続、企業および消費者に対する必要な情報の提供、エネルギー・パフォーマンス評価システムの対象となる建物の種類や業種の追加、パートナーシップの活用、よりクリーンで効率性の高いエネルギー供給技術の市場進出などが示されている。また、2010年までに、CO2以外の温室効果ガスの費用効果的な削減を倍増させることも盛り込まれている。

今回の報告書の詳細は、
エネルギー・スター・ホットライン
(1-888-STAR-YES、1-888-782-7937)
または、
Climate Protection Partnerships Division のホームページ(関連情報参照)
をご覧ください。

【EPA】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク