一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 一般廃棄物削減プログラムのなかで新たに温室効果ガスと電子機器をねらいに
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2002.10.25 【情報源】アメリカ/2002.10.17 発表
EPAのフィッシャー副長官は、10月10日にワシントンD.C.で開催された「ウェイスト・ワイズ(WasteWise、注参照)」プログラムの.年次総会・表彰式で講演し、廃棄物削減は、従来のリサイクルや廃棄物発生防止プログラムを越えた影響を持っていると述べた。この中で副長官は、廃棄物削減は企業の効率性を改善し、経費の節減につながるだけでなく、天然資源やエネルギーを節約し、大気や水質の汚染を防止し、気候変動にも影響を与える、と指摘した。具体的には、このプログラムに参加する団体が達成した廃棄物削減により、価値ある資源が埋立・焼却をまぬがれ、結果的に毎年路上から1900万台の自動車を取り除くのと同等の炭素削減効果が得られた、という。今年の表彰式では、以下の取組を始めた団体に対し、特別表彰が初めて贈られた。
(1)新たな「全国廃棄物最小化パートナーシップ・プログラム」の特別パートナー(有害化学廃棄物の削減に関するもの)
(2)EPAと協力して、新たな「石炭燃焼製品パートナーシップ」に参加する、電力企業グループ
(3)新たに設けられた「ウェイスト・ワイズ気候変動」賞の受賞者(温室効果ガスの削減をねらいとした、自主的な廃棄物発生削減・リサイクル活動を表彰)、
(4)EPAと共同で実施する、新たな廃棄物削減パイロット事業に参加する州政府
(5)新たな「電子機器廃棄物削減チャレンジ」で最も成功を収めたウェイスト・ワイズ参加団体。
注:1994年にEPAにより設けられた一般廃棄物削減のための自主的なパートナーシップ・プログラム
EPAのウェイスト・ワイズ・プログラムについては、ホームページ(関連情報参照)
または「ウェイスト・ワイズ・ヘルプライン」(1-800-EPA-WISE (372-9473))まで
【EPA】