気候変動交渉　７月16日からボンで再開

　2月28日、COP6の議長、オランダ環境大臣Jan Pronk氏は、昨年の会議で持ち越された課題の交渉を、今年の7月16日から27日にかけて、ドイツのボンで行うことを決定した。
　ドイツの連邦環境大臣は、Pronk氏の決定を歓迎すると共に、以下のように述べて、今年の会議が気候交渉の突破口になることを期待する。
　「世界的な気候変動が、人為的なものであることは、ますます明らかになってきている。最新の国連の気候に関する報告書も、このことを、はっきりと裏付けた。もはや、会議から会議へと結論を先送りにすることは許されない。遅くとも2002年までに京都議定書を発効させために、明確な結論を出すべき時がきている」
　環境大臣は、特に、アメリカを名指しして、今後の交渉に際して、建設的、かつ、妥協を受け入れる姿勢で臨むよう要請した。【ドイツ連邦環境省】