一般財団法人環境イノベーション情報機構
オランダ、材料の再利用に関するノウハウを他国に発信するプラットフォームを起ち上げ
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2016.11.24 【情報源】オランダ/2016.11.10 発表
オランダ社会基盤・環境省(I&M)は、循環型経済の実現へ向けたオランダのノウハウを他国に発信するプラットフォーム「オランダ循環ホットスポット」を起ち上げた。オランダは2030年までに国内の原材料の使用量を半減し、2050年までにすべての材料を再利用することを目指している。2016年12月には、この目標達成のため、国内の全関連部門が参加する原材料協定の締結を予定している。オランダの企業は、廃棄された電子機器から貴金属を回収する技術や、プラスチック廃棄物から紡糸して衣料産業で再利用する技術などの解決策を既に備えているという。今回のプラットフォームは廃棄物やリサイクル部門で活躍する企業や研究機関、政府の強みを結集し、オランダを国際社会における循環型経済の拠点として位置付ける。プラットフォーム起ち上げ初期は東欧に重点を置くという。ブルガリアやルーマニアなどでは貴金属が廃棄物として埋め立てられており、これらの国へのオランダ企業の貿易使節団派遣が計画されている。【オランダ社会基盤・環境省】