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環境ニュース[海外]

UNEP、アフガニスタンにおける環境破壊調査を開始

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.09.24 【情報源】国連/2002.09.12 発表

 UNEPは、アフガニスタンに調査団を派遣し、30年にわたる紛争の環境影響について初めての調査を行う。
 UNEPのクラウス・テプファー事務局長は、「よく忘れらることだが、紛争が去り、再建が始まるとき、自然環境というものは人間社会と文明にとって最も基本的なものなのである」とコメントする。
 アフガニスタンは1979年に比べ、30%の森林を失い、現在では森林面積は国土の2%以下になっている。放牧地や農業用地も深刻なダメージを受け、豊かな生物多様性を誇る国土のわずか1%以下が保護されているにすぎない。
 30年に及ぶ軍事紛争や難民の移動などにより、国土は衰退し、加えてここ3年の干ばつが拍車をかけている。こうした影響を調査することが今回の調査団の目的である。主な調査事項は、以下のとおり。
・都市部における汚染の著しい地点を特定する。
・既存の又は今後可能性のある保護地域、湿地及び森林地帯の生物学的状況、法的状況などについて判断する。
・上記の地域における自然資源の保護、改善等に関する管理・修復計画を決定する。
・環境、生物多様性などに関する基礎データを収集する
 今回の調査の結果は、2002年12月に公表される予定。
【UNEP】

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