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環境ニュース[海外]

シラク大統領 サミットを語る

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.09.17 【情報源】フランス/2002.09.03 発表

 フランスのシラク大統領は、記者会見で、南アフリカ大統領を初めとするサミット関係者に謝意をのべ、サミットについて「世界的ガバナンスの必要性に向けた第一歩である」と評した。
 大統領は「当然、困難な交渉はあった」が、「全体としては、各々の点で進歩があった」と述べた。EUは重要な役割を担い、その中でもフランスはモーターとしての役割を果たしたと評価。発言の最後に、サンテグジュペリの言葉を引用し、「問題に対する解決法などない。前進する力があるだけだ。力を持とう。そうすれば解決法はやってくる」と締めくくった。
 大統領は、様々な国際機関の活動に一貫性を与えるため、経済・社会協議会の創設など、環境と持続可能な開発を優遇する世界的なガバナンスを強化する必要があると主張。また、地球規模の環境問題について、国際的な環境機関を創設すべきだとする。さらに、開発のための税構想を繰り返し、「専門家は500億ユーロ(5兆7500億円)の政府開発援助があれば、貧困は根絶できるという。500億ユーロは多額だが、グロバリゼーションから生み出された豊かさからみれば実現不可能ではない」と強調した。
 このほか、気候変動については、喫緊の課題であり、全ての人が問題意識を持つべきであると明言した。再生可能エネルギーについては、特に、ドイツからの遅れを取り戻す意向を示した。【フランス エコロジー持続可能な開発省】

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