イギリス、イングランドにおける使い捨てレジ袋有料化の効果を報告

イギリス環境・食糧・農村地域省（Defra）は、イングランドで2015年10月に使い捨てレジ袋が有料化（1枚5ペンス）されてから6か月間の効果を報告した。それによると、約60億枚のレジ袋が節約でき、小売業者が収益を慈善団体や地域社会の団体などへ2900万ポンド以上寄付することにつながったという。イングランドの大手小売業者はDefraにレジ袋に関する特定の情報を報告する義務があり、今回285の大手小売業者が情報を報告。そのうち3分の2以上は寄付に関する追加情報も自主的に報告した。報告されたデータによると、有料化後6か月間で大手小売業者が販売した使い捨てレジ袋は11億枚であった（一部、再利用可能な買い物袋を含む可能性がある）。うち主要7社でみると、2014年の1年間に使用された使い捨てレジ袋は約76億枚であったが、有料化後6か月間はわずか約6億枚に留まるという大幅な効果が確認された。