ヨハネスブルグ・サミット　南アフリカ大統領が開幕を宣言

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.09.03 【情報源】その他／2002.08.26 発表

　8月26日、南アフリカのムベキ大統領は、「持続可能な開発に関する世界サミット」の開幕を宣言した。
　ムベキ大統領は、サミットでは、「持続可能な開発の夢を現実のものとし、新たな世界を人道にかなった、思いやりのある社会としていくために、現実的なプログラム」を採択していく必要があると主張。9日間にわたる今後の議論に期待を示した。
　また、ヨハネスブルグ・サミットのデサイ事務局長も、「リオ（サミット）は、ロード・マップを提示してくれたが、十分ではなかった。我々にはルート・マップが必要だ」と述べ、パートナーシップと長期的視点に基づくアプローチの必要性を力説した。
　サミットでは、まず、成果が見込まれている事項（水、エネルギー、健康、農業及び生物多様性など）について、６つの全体セッションが設けられている。典型的なサミットではスピーチが主だが、今回のセッションでは、専門家、政府及び主要グループの代表らによる議論を呼び物にしている。来週には100カ国以上の国のリーダーが集結する予定で、持続可能な開発に向けたコミットメントを宣誓する政治宣言が採択される予定だ。
【ヨハネスブルグサミット事務局】