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環境ニュース[海外]

ドイツ 2014年の温室効果ガスは前年比4.6%減。交通・農業部門の対策が課題。

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.02.18 【情報源】ドイツ/2016.02.03 発表

ドイツ連邦環境省は、ドイツにおける2014年の温室効果ガス排出量算定結果を公表した。これによると、2014年の排出量は、CO2換算で9億190万トンとなり、前年比で4330万トン減(4.6%減)を記録し、大幅な減少を達成した。一方で、交通部門(1.2%増)と農業部門(2.2%増)では排出量の増加が記録された。交通部門の排出量の増加は、都市交通の増加に要因があるとされており、2005年以降、全く削減できていない。農業部門も気候保護への努力が停滞している状況である。この要因として、石炭散布や尿素を含む肥料、乳牛の増加が挙げられている。同時にエネルギー作物によるエネルギー生産の増加も指摘されている。電力生産部門では、電力輸出がこれまでと同様に増加し続けているにも関わらず、温室効果ガスは最大源の削減を記録した。風力発電太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの拡張を通じて、化石燃料の利用は引き続き減少した。また、建築物や住居の暖房では、気候の影響で石炭やガスの消費が減り、CO2換算で2080万トンの排出量が削減された。【ドイツ連邦環境省】

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