一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、電子機器のリサイクル率が上昇と報告
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.07.01 【情報源】アメリカ/2015.06.17 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、持続可能な材料管理(SMM)の推進状況に関する報告書で、国内の消費者用電子機器のリサイクル率が30.6%(2012年)から40.4%(2013年)へ上昇したと報告した。SMMは、環境負荷削減、資源保全、コスト削減の機会創出を目指し、材料のライフサイクル全体で資源をより効果的に利用・再利用する体系的な取組である。EPAは、ステークホルダーとの対話や国民への正しい科学知識・情報の提供などを通してこのSMMを進めてきたが、その一つとしてSMMエレクトロニクス・チャレンジを実施している。同チャレンジでは電子機器メーカーや小売業者が責任あるリサイクルを推進すると共に、参加者は3年後までに、認定リサイクル業者によって処理する使用済み電子機器を100%に増やし、それを公に報告することになっている。ライフサイクル全体にわたる資源の有効利用の重要性は、2015年G7サミットの首脳宣言でも公式に認識され、資源効率性のためのG7アライアンスを設立された。これは知識と経験を共有し、情報ネットワークを創出するフォーラムで、優良事例の促進やイノベーション強化、産業界と様々なステークホルダーと連携を行うという。【アメリカ環境保護庁】