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環境ニュース[海外]

国連環境計画、使用済み電子機器の違法取引・投棄は年間190億ドルに相当と報告

ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2015.05.27 【情報源】国連/2015.05.12 発表

 国連環境計画(UNEP)は、コンピューターやスマートフォンなどの電子廃棄物が年間4100万トンにものぼることを新たな報告書で明らかにした。これによると、そのほとんどは違法に取引または投棄されており、金額にして最大190億ドルに相当するという。今や廃棄物市場は雇用や収入を生み出すため年間4100億ドルの価値があると推定されているが、一方で、税金詐欺やマネーロンダリングなどの犯罪を生み出し、有害化学物質の曝露によって健康や環境にも悪影響を及ぼしている。廃棄物に関する国際的に統一された分類や規制や不十分で、使用済み電池をプラスチックと申告するなど内容を偽った廃棄物が、先進国からアフリカやアジアの途上国にさまざまな形で輸出されている。UNEP事務局長は、「違法な取引や投棄の撲滅には、国際的な協力と法的一貫性、国内法の整備、意識改革などが必要であり、これによって、貴重な資源の安全なリサイクルと再利用、公式経済の活性化、犯罪者の収入減の排除、健康リスクの軽減につながる」と指摘している。【国連環境計画

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