一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、現行のPCB使用に関する規則改定について意見募集
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2013.07.26 【情報源】アメリカ/2013.07.15 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、PCB(ポリ塩化ビフェニル)の現行の使用に関する意見を提出する小規模事業者(SER)を募集している。SERは、中小企業提言検討パネル(SBARパネル)に対し、小規模の企業、政府、非営利団体の代表者として意見を提出する。今回のパネルでは、30年以上前にPCB使用が認可された際にその認可条件となった状況が現在までに変化している場合、使用認可を変更または終了するというEPAの規則改定案の策定について検討する。新規則は、液体充填PCB使用認可、蛍光灯バラスト内PCB、天然ガスパイプライン内PCBが対象となる可能性があり、加えて規制条文の明確化も行われる見通し。
アメリカでは多数の中小企業に経済的影響を与える可能性のある規制の実施に際しては、SBARパネルの設立が、規制柔軟性法により義務付けられている。SERはSBARパネルが選定し、その会社や地域、団体を代表して意見を述べ、提案された規則が小規模団体に及ぼす可能性のある影響について助言する。EPAは規則の要件に該当する小規模団体からの直接の自薦を求めている。その他、該当小規模団体だけを(または、少なくとも主に)代表する業界団体の代表者もSERとなることができる。【アメリカ環境保護庁】