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環境ニュース[海外]

ドイツ 世界銀行が気候変動の地域的影響に関するリスク分析を実施

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.07.05 【情報源】ドイツ/2013.06.19 発表

 ドイツ連邦環境省は、世界銀行による気候変動の影響に関する報告書「熱を下げよ」の第2部を公表した。報告書は、2012年11月に公表された第1部と同様、ポツダム気候影響研究所(PIK)とClimate Analytics研究所が担当した。報告書は、気温が2度ないし4度上昇することによる気候変動の地域的影響に関するリスク分析を行うもので、様々なシナリオを用い、社会的・経済的安定性と発展を実現するために、サハラ以南のアフリカ、南アジア、南東アジアにおける都市や農産物、水資源、沿岸地域の生態系といった重要な部門や生活空間、自然資源が分析されている。世界銀行は、今日では国際気候ファイナンスを担う重要な機関のひとつであり、130ヶ国以上における気候関連対策を支援している。ドイツは、持続可能、かつ気候に配慮した発展における国際的なリーダーとして世界銀行の取り組みを支援しており、6月初めには、世界銀行と、貧困撲滅と気候変動、持続可能性の関連に関する協議を実施している。アルトマイヤー連邦環境大臣は、「報告書は、温室効果ガス排出量削減と気候変動適応への努力がどのように重要か示すもの。我々が地球温暖化防止を達成することによってのみ、世界の取り残された地域における適応対策は実現可能である。気候変動への適応と温室効果ガス排出量の削減は、気候変動克服において共に協力しあう課題である」と述べた。【ドイツ連邦環境省】

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