フランス、廃棄物の回収・分別・リサイクル・有効利用の９プロジェクトに2000万ユーロを投資

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2013.04.02 【情報源】フランス／2013.03.19 発表

　フランスの環境・持続可能な開発・エネルギー省、経済･財務省、生産力再建省、高等教育・研究省と投資委員会は、「廃棄物の収集・分別・リサイクル・有効活用」の枠組の中で選定したプロジェクト対し、2000万ユーロを投資すると発表した。これは、「将来への投資計画」の一環として環境・エネルギー管理庁（ADEME）の下で公募したもの。選定したプロジェクトは複合材料を建築資材として再利用するプロジェクト（Alterval COPPOSITES）、パイロットプラントを作り、寝具業界で発生する使用済み製品を解体して出る物質から再生材料を生産するプロジェクト（VALORMAT）等9プロジェクト。
　今回の公募は、技術革新と産業的ソリューションの開発を支え、廃棄物由来の物質の再利用やリサイクルを拡大しようとするものであり、この分野におけるフランスの産業の国内外における発展を強化する上でも有益である。リサイクル等をすれば、廃棄物由来の物質を再利用することで自然資源を保全することができ、工業生産に伴うエネルギー消費や温室効果ガスの排出、水の消費も低減できるという。【フランス環境･持続可能な開発・エネルギー省】