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環境ニュース[海外]

EU構造基金 ベルギー・オランダ、ギリシャ・マケドニア、ギリシャ・キプロス 3地域へ補助

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.05.23 【情報源】EU/2002.05.13 発表

 欧州委員会は、INTERREG III Aプログラムの融資対象となる、国境を越えた協力計画を採択した。今回承認されたのは、「ベルギー・オランダ」、「ギリシャ・マケドニア」、「ギリシャ・キプロス」の3地域である。なお、「INTERREG III」は、欧州の調和の取れた発展を目指すもので、「Strand A」は国境地域の発展を目的としている。地域開発基金(the European Regional Development Fund:ERDF)によって融資される。
 
 
<「ベルギー・オランダ」>
 対象地域はベルギー側が西フランドル、東フランドル、アントワープ及びリンブルグ、オランダ側はゼーラント、北ブラバント及びリンブルグである。この地域は中小企業が多く、国家の支援から自立できるよう刺激を与える必要があるという。2006年までのEUの支出は8420万ユーロ(約97億円)。インフラ整備、経済・技術協力に続いて環境改善を扱っている。洪水、地下水汚染のリスクの削減などが予定されている。
 
 管理機関 Province of Antwerp
 itajoosten@euregiobmg.com
 AngenitaJoosten@hotmail.com
 
 
<ギリシャ・マケドニア>
 対象地域はギリシャ側がテッサロニキ、ぺラ、フロリナ及びキルキス県、マケドニア側は23の地方自治体である。1999年、コソボ危機によりマケドニアの貿易関係は悪化し、投資の流れも低調である。2006年までのEUの支出は7300万ユーロ(約84億円)。インフラ整備、経済開発・雇用に続いて生活の質・環境・文化が扱われている。自然環境の保全等が予定されている。
 
 管理機関 ギリシャ経済・財政省
 papadodimas@mnec.gr
 
 
<ギリシャ・キプロス>
 対象地域はギリシャ側がクレタ、北エーゲ、南エーゲ地域である。ギリシャ側の人々は主にサービス業(54%)・農業(30%)に従事しており、キプロス側では約65%がサービス業に従事している。2006年までのEUの支出は4700万ユーロ(約54億円)。インフラ整備、経済開発・雇用に続いて生活の質・環境・文化が扱われている。自然環境の保全・改善、文化・観光資源の宣伝などが予定されている。
 
 管理機関 ギリシャ経済・財政省
 papadodimas@mnec.gr
 
 
【欧州委員会環境総局】

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