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環境ニュース[海外]

気候変動枠組条約交渉のバンコク非公式会合、ドーハ会議に向け具体的成果を実現

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.09.20 【情報源】国連/2012.09.05 発表

 気候変動枠組条約事務局は、2012年末の気候変動枠組条約締約国会議(ドーハ会議)に向けてバンコクで開催されていた3つの作業部会の非公式協議が、具体的な成果を上げて終了したと発表した。各作業部会の協議は、気候変動への対応行動をさらに拡大し、現状の世界の政策ギャップを埋める等の、ドーハ会議の目的に沿って進められた。同条約のフィゲレス事務局長は、バンコク協議は予想以上の成果を上げたとしてドーハ会議の成功に期待を示した。
 「京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会」は、京都議定書の改正に関わる重要事項の洗い出しや、第二約束期間の決定までに解決を要する課題の分析を行い、ドーハ会議前に交渉案文を作成することとした。「条約の下での長期的協力の行動のための特別作業部会」は、同部会の作業完了に向けて追加的な決定を要する点として、途上国気候変動対応の取組みを支援する資金援助等を指摘した。すべての国が参加する新たな協定を2015年までに採択し、2020年までに発効させるための交渉を任務とする新設の「強化された行動のためのダーバン・プラットフォーム特別作業部会」は、新協定の概要や、各国の温室効果ガス削減の野心レベル向上方法を話し合い、同部会の共同議長は「この新たなプロセスへの各国政府間の信頼醸成に成功した」としている。【国連気候変動枠組条約事務局】

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