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環境ニュース[海外]

WTOでのセミナー参加者、侵入外来種から生物多様性を守るためSPS協定における国際機関の協力強化を呼びかけ

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2012.07.30 【情報源】国連/2012.07.13 発表

 2012年7月12〜13日、「国際貿易と侵入外来種」をテーマに、侵入外来種の導入防止における「衛生植物検疫措置の適用に関する協定(SPS協定)」の役割を検討するセミナーがStandards and Trade Development Facility’(標準及び貿易開発ファシリティ)主催により世界貿易機関(WTO)で開催され、SPS協定における国際機関の協力強化が呼びかけられた。侵入外来種は貿易がその主な侵入経路であり、家畜や農作物、ペット等の取引、または物資の輸送に付随して、国境を超えて持ち込まれる。これに対しWTOのSPS協定では、食品安全と動植物の健康に関する貿易ルールを定め、国際植物防疫条約(IPPC)や国際獣疫事務局(OIE)等の国際基準、または科学的リスク分析に基づく措置を義務付けている。今回のセミナーでは、同協定の機能強化を、侵入外来種に関わるリスク管理の最前線と位置付け、効果的な管理に向けた具体策として、SPS協定と生物多様性条約(CBD)実施における関係国際機関の協力体制整備、国際貿易基準の適用強化、途上国におけるリスク分析等の能力育成、国内外の関係省庁間および政府・企業間の連携強化等の提言がなされた。【世界貿易機関(WTO)】

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