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環境ニュース[海外]

韓国、気候変動により済州島沖の海域で藻類ブルームを報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.07.11 【情報源】その他/2012.06.26 発表

 韓国環境部の国立生物資源研究所(NIBR)は、韓国在来種の発見を目的として実施した調査研究の分析結果を発表した。この分析結果によると、済州島沖の海域で、温帯性および亜寒帯性の藻類が減少し、亜熱帯性および熱帯性の藻類が増加したことが示されたという。
 在来種発見のプロジェクトは、未知の在来種を見出し韓国の生物資源への主権を確立するため、NIBRが2006年から実施している。2011年7月から2012年3月までの調査期間、済州大学校の研究チームとNIBRは、済州島海域で渦鞭毛植物門の未記録の20種を発見したが、これらは熱帯海域で見られる種類のものと特定されたという。また、2009年から2011年にかけて行われた済州島沖の海洋藻類の変化に関する調査(済州大学校)でも、温帯性および亜寒帯性の藻類が減少し、亜熱帯性および熱帯性の藻類が増加したことがみとめられたという。
 熱帯性の渦鞭毛植物類の発生と藻類の変化について、NIBRは海水温の上昇によるものと推定している。【韓国環境部】

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