スウェーデン、灰リサイクルやバイオ燃料を中心に森林に関する国際セミナー開催へ

　スウェーデンは、2012年5月16日、同国ベクショー市において、気候変動問題における森林の役割に関する国際セミナーを開催する。このセミナーは「木質エネルギーとクリーンテクノロジー」事業の一環で、エストニアとラトビアの政府機関や林業者、森林研究者らの代表を招待し、スウェーデンからは森林局や森林研究所の専門家のほか、農村省のエルランドソン大臣が参加、世界的な関心を集めているスウェーデンの森林における灰リサイクルの手法やバイオ燃料を中心に講演する。同大臣は、「森林は気候変動への対応において中心的な役割を果たす。森林はCO2を貯蔵でき、また再生可能エネルギーの供給や石油製品の代替が可能である。森林を維持しつつ利用するには、森林と社会全般における明確なエコサイクルのアプローチが必要」だとして、セミナーへの期待を述べた。【スウェーデン農村省】