一般財団法人環境イノベーション情報機構
2000-01年度 市町村廃棄物処理推計を公表
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2002.04.24 【情報源】イギリス/2002.04.16 発表
イギリス環境・食糧・地方事業省は、4月16日、最新の市町村廃棄物処理調査の暫定推計を発表した。今回の調査は6度目となるが、2000-01年度のイングランド各地の地域当局からの情報を統合すると、廃棄物は大筋で増加傾向にある。市町村の廃棄物量は、2000-01年度、2820万トンに上り、1996-97年度の2460万トンから一貫して増加している。内訳では家庭ゴミが約89%を占める。1996-97年度と2000-01年度を比較すると、市町村廃棄物のリカバリー率(リサイクル、コンポスト化、エネルギー回収に回されたものの割合)は、14%(300万トン)から21%(600万トン)に増加した。具体的に見ると、リサイクル・コンポストの割合は7%から12%へ、燃焼によるエネルギー回収の割合は6%から9%へと継続して増加傾向にある。さらに、埋立処分の割合は84%から78%へと減少したが、総量で見ると、2060万トンから2210万トンと増加した。
一方、家庭ゴミに関しては、イングランド全体で2510万トン(一人当たり500キロ)が回収され、1996-97年度と比べて11%、年率で3%程度(一人あたり10%)の増加となっている。しかし家庭ゴミのリサイクル・コンポスト化の割合は、同時期に7%から11%と着実に伸びている。
なお、最終版の統計結果は初夏に公表の予定。
電話での本調査の問合せ先 08459 335577
【イギリス環境・食糧・地方事業省】