ドイツ　生物多様性ホットスポット支援プログラムが開始

【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2012.03.19 【情報源】ドイツ／2012.03.05 発表

　ドイツ連邦環境省は、ドイツ国内における生物多様性ホットスポットを支援するプログラムを開始することを公表した。これにより、連邦環境省が進める「生物多様性連邦プログラム」に含まれる全分野の支援体制が整った。この連邦プログラムは、年間1500万ユーロの予算規模を持ち、生物多様性国家戦略を実行に移すプロジェクトを支援するもの。種の保護と人と経済のための生態系サービスに対する支援は既に進んでおり、よい結果を収めている。さらに2011年12月には、連邦研究省と共同で、研究と実行を組み合わせたプロジェクトを開始している。連邦環境省と連邦自然保護庁は、1年間、研究者の支援を得てデータを分析し、特徴的な動植物種と貴重な生息空間に関して、ドイツにおいて特別な地域を確認した。その結果、ドイツにおける生物多様性のホットスポット30地域が確定された。ホットスポットは、ドイツの面積の11％を占め、北海及びバルト海沿岸からアルプスまで、国内のほぼ全域に広がっている。【ドイツ連邦環境省】